- Vol.001 設計用知識プロセッサ『NaU DSP』
- Vol.002 健康管理支援システム 「NaU HCS」
- Vol.003 業務マニュアルのデジタル化のすすめ
- Vol.004 IPA DX白書2021を読み解く
- Vol.005 目指せヤタガラス人材
- Vol.006 大胆な変化を恐れないことが事業継続の要諦
- Vol.007 ソフトウェア工学の古典に学ぶ
- Vol.008 DXに関わるビジネスパーソンに役立つプログラミング的思考
- Vol.009 レガシーシステムのモダナイゼーションを効率的に進める業務ルール抽出方法
- Vol.010 RPAと『NaU Rulebook』の連携がより簡単に
- Vol.011 ルールエンジン適用業務マップ~行政の許認可業務編~
- Vol.012 ルールによる住所チェックの自動化
- Vol.013 作らない技術のための技術
- Vol.014 ~業務マニュアルの考古学~業務自動化を図る際の業務マニュアル分析の視点
- Vol.015 グラフィックファシリテーション~ソフトウェア開発を円滑にするツール~
- Vol.016 書類チェック自動化検討の進め方
- Vol.017 業務知識に基づくデータ突合の自動化 ~NaU Rulebook DataCheckerの裏技~
- Vol.018 『NaU Rulebook 2023』 ChatGPTとの連携により業務自動化が新たな次元へ
- Vol.019 ルールエンジンと大規模言語モデルの連携方式で特許出願
- Vol.020 画像データ自動化の新たな可能性: ChatGPT & ルールエンジン
- Vol.021 ~ルールエンジンで社会課題解決~入所施設選考業務の自動化
- Vol.022 審査業務の自動化は『急がば回れ』
- Vol.023 DX「業務自動化」の着眼点
- Vol.024 OCRと連携するルールエンジン~DXに与えるインパクト~
- Vol.025 ユニークなインターンシップ
大胆な変化を恐れないことが
事業継続の要諦
Vol.006 2022年5月20日
オフィスライフの中でも昼食は楽しみの一つではないでしょうか。
弊社オフィスの付近には多くの企業や大学があり、お昼時にはビジネスパーソンや学生が美味しい昼食を求めて溢れています。界隈では古くからの飲食店がひしめくなか、新しいお店がオープンし、いつの間にか消えていくことが繰り返されています。そんななか3年前から注目しているお店があります。
そのお店はコロナ以前にスープ春雨の専門店としてオープンしました。色どり豊かな食材がトッピングされたスープ春雨の写真と「1杯500円」と描かれた看板に惹かれ、オープン直後に入店しました。
入店後に分かったのですが、この1杯500円はトッピングなしの値段で、ここからトッピング追加や麺の選択、スープの味付けなどカスタマイズしていくスタイルでした。
面白いのは、食材のトッピングが重量制。10gで20円くらいだったと思います。
入口にボールとトングがあり、自分で棚から野菜、肉類、卵などを選んでいきます。私は調子に乗って食材を選び、看板の写真のように豪華なスープ春雨を作った結果、1杯1500円の高級スープ春雨となってしまいました。
スープ春雨の味は悪くないのですが、カスタマイズ方法が複雑で油断すると高額になってしまう。「この店は大丈夫なんだろうか」と思いました。
その後すぐコロナが始まり、界隈のお昼の人出も激減したため、いよいよその店が心配になりました。
ところが、このお店は人出の減少を察知すると、直ぐにスープ春雨の持ち帰りと店頭でのお弁当販売をはじめます。更に、その数ヶ月後にはデリバリーも始めます。最終的には店舗での飲食を廃して、今はゴーストキッチンと化してしまいました。かつて客席だったところは、お弁当を作る作業場に変わり数名の従業員が忙しそうに作業しています。見るからに繁盛してそうです。当初、飲食店として継続を心配をしていましたが、その変わり身の早さに今ではビジネスケースとして高い評価をしています。このお店が今後どんな変化(進化)をするのかがとても楽しみになっています。
さて、今もDXが騒がれていますが、このDXの推進には変化を恐れない精神が必須だと思っています。
このお店を見習って経営者は常に事業環境を的確に捉え業務を見直していくことが必要ではないでしょうか。
このお店を見かけるたびに、この思いを強くします。
弊社は、DXを進めたい皆さまや皆さまのお客様のお役に立てればと思っております。事業環境の急速な変化をお感じになっていたら、是非、その対策をご相談いただければ幸いです。