観光ルート案内システム

ユビキタス丹波篠山プロジェクト(2010年)様
 業種 ICT活用による街歩き支援プロジェクト
業務内容ユビキタス技術(モバイルデバイス、デジタルサイネジー、無線通信、個人認証など)の社会活用検証の実施

導入目的

  • 観光ルートの自動作成
  • 複数の観光ルートを提案
  • メンテナンスを簡単化
ルールエンジン『NaU DSP』だけの提案型判断機能により、
旅行者の好み、希望時間や現在地などを考慮して複数の観光ルートを順次に提案。
楽しく充実した旅をルールエンジンがサポート。

課題・問題点

個々の状況に沿った情報提供が困難

ガイドブックやWebサイトなどの観光ルート情報は固定的で、旅行者の好みや利用時点の状況に臨機応変に対応できません。

目的地がないとナビアプリは役に立たない

ナビゲーションシステムは、旅行者の目的地が明確でないと観光ルートを作れません。初めての場所で、ぶらりと旅を楽しむことには向きません。

ガイドは個々人のスキルに依存しコスト高

旅行者に合わせてくれるガイドは最適ですが、旅の楽しさはガイドのスキルに依存します。またそれなにり、費用もかかります。

対策・効果

1.提案型判断機能によるルート提案

旅行者の好み、希望時間、運動能力、現在地点などの状況を考慮して、旅行者に最適な観光ルートを自動作成します。

効果

2.観光戦略にもとづく観光スポットの選定

観光スポットをできるだけ多くまわりたい、ゆっくり滞在したい、旅行者の好みにない観光スポットをあえて加えるなどの観光を楽しむ戦略に基づき観光ルートを作成します。

効果

3.コンテンツ機能でカスタマイズが容易

NaU DSPのコンテンツ機能でIT技術者でなくても観光ルート作成機能をカスタマイズできます。

効果

導入例

NaU DSPを採用した観光ルート案内システム

本システムは、ユーザインタフェースを提供するWeb Serverと観光ルートを自動作成するNaU DSP実行ソフトウェアだけのシンプルなシステム構成です。

観光ルートを自動生成するためのルールベースは、NaU DSP開発ソフトウェアを用いて作成・管理します。

NaU DSP実行ソフトウェアから外部システム(天気サイト、イベント情報提供サイトなど)と連携して、観光ルートの提案をよりきめ細かくすることも可能です。

NaU DSPを採用した観光ルート案内システム

観光ルート提案ルールの例

NaU DSPの高度な推論機能を活用して様々な戦略で観光ルートを提案することが可能です。

1

絶対行きたい観光スポットを優先

効率的な観光ルートを提案
(時間オーバーも可)

2

次にお勧め観光スポットを追加

絶対行きたい観光スポットを見て残り時間があれば追加

  • 町の人が推薦する観光スポット
  • イベント開催中の観光スポット
  • 利用者の好みを判断して同ジャンルの観光スポット
  • システム利用履歴から見た人気の観光スポット(案内閲覧頻度が高いなど)

3

候補から外す観光スポット

  • 旅行者が行きたくない(行く必要がない)
  • 天候が不適切
  • 営業時間外(工事期間などの特殊事情)
  • 混雑時間帯

画面イメージ

1.目的地を選択

2.コースの条件設定

②コースの条件設定

3.複数のコースを提案

③複数のコースを提案

4.コースの確認

④コースの確認

5.経由地でスタンプ

⑤経由地でスタンプ

6.集めたスタンプを確認

⑥集めたスタンプを確認